これは漫画にするつもり。
太刀迅「寿限無」
小学生の頃に聞いたこの長い意味のわからない言葉は、まるで不思議な呪文のようだと思った。
多分、国語の時間だったと思う(覚えてない)。
「じゅげむじゅげむごこうのすりきれ……」
それからしばらくの間、何かある度にこの言葉が頭をよぎった。
いつの間にか忘れてしまったけど。
「あー、なんかそういうのあるよね、語呂がいいとかでさ、いつまでも頭から離れない言葉」
「俺にしちゃそういう教養みたいなの覚えたのが珍しかったから親が喜んでたな」
「はは、太刀川さん昔から勉強嫌いだったんだ」
「あー、大嫌いだ、つまらん」
「で、なんで今その話なの?」
「あー、さっきイクの我慢してたときに思い出した」
「急に下品だな!」
不思議な呪文はそれだけで自分が強くなれる気がした。
でも、本当は呪文なんかじゃ強くなれないことを知った。
だから、俺は自分の力で強くなった。
好きなやつを、大切なやつを、助けてやれるように。
「じゅげむじゅげむ……なんだっけ?」
小学生の頃に聞いたこの長い意味のわからない言葉は、まるで不思議な呪文のようだと思った。
多分、国語の時間だったと思う(覚えてない)。
「じゅげむじゅげむごこうのすりきれ……」
それからしばらくの間、何かある度にこの言葉が頭をよぎった。
いつの間にか忘れてしまったけど。
「あー、なんかそういうのあるよね、語呂がいいとかでさ、いつまでも頭から離れない言葉」
「俺にしちゃそういう教養みたいなの覚えたのが珍しかったから親が喜んでたな」
「はは、太刀川さん昔から勉強嫌いだったんだ」
「あー、大嫌いだ、つまらん」
「で、なんで今その話なの?」
「あー、さっきイクの我慢してたときに思い出した」
「急に下品だな!」
不思議な呪文はそれだけで自分が強くなれる気がした。
でも、本当は呪文なんかじゃ強くなれないことを知った。
だから、俺は自分の力で強くなった。
好きなやつを、大切なやつを、助けてやれるように。
「じゅげむじゅげむ……なんだっけ?」
コメントを書く...
Comments